医学部予備校は費用を心配する必要なし

模範生になることを目指したらどんな家でも医師になることは可能

まずストレートで合格をするのは無理だろうと考え、昼間は働きながら通学をしました。

高校は定時制であったので、夜間に学校にいきつつ予備校は高校を卒業してからという順番です。

奨学金があるとはいえ、住むアパートや食費までは面倒を見てもらうことはできません。

昼間は築地市場でアルバイトをして毎月20万円を稼ぎつつ、19歳から両国にある学校に入学をしました。

必ず入学試験を受けないといけないわけで、そのなかでも満点に近い成績をおさめないと対象者になりません。

夜間の定時制高校時代にしっかりと学んでそのままテストを受けた結果、見事に模範生となったわけです。

本来であれば入学金と授業料で200万円の費用が必要でしたが、それが免除となっています。

ただし、この無料になる条件としては、学校が指定をしている大学の医学部に進学をしないといけません。

僕の場合は国立と指定をされたので、そこからがとても難しかったです。

アルバイトをする余裕もなく、祖母に頭を下げて生活費を工面してもらいました。

そして旅館で仲居をしていた母も応援をしてくれて、毎月12万円の仕送りを頑張ってしてくれたわけです。

おかげで僕はアルバイトをしなくてもアパートで暮らすことができ、勉強に打ち込める環境を手にしました。

現役合格は無理でしたが、2年間で目的の場所に合格をして医者になれています。

多くの方が費用の心配をされていますが、その心配をしなくても良いのが予備校です。

自分の夢をあきらめない心が大切で、模範生になることを目指したらどんな家でも医師になることは可能といえるわけです。

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